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国際協力銀行(JBIC)、名高精工所(京都府)がタイで実施する機械部品事業に融資

・中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

 国際協力銀行(JBIC)は6月15日、㈱名高精工所(本社:京都府、名高新悟社長)のタイ法人NADAKA PRECISION (THAILAND) CO., LTD.(以下、NPTC)との間で、融資金額50百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調により実施するもの。

 この案件は、NPTCが機械部品の加工・販売事業を行うために必要な資金を融資するものであり、設備の増設等に充てられる。

 名高精工所は、1954年に創業された中小企業であり、主に輸送用機械をはじめとする各種産業機械の部品加工・販売を手掛けている。同社は、東南アジア諸国での事業拡大を企図し、2011年にタイでNPTCを設立し、現地に進出する日系企業を中心に製品を供給している。融資は、こうした名高精工所の海外事業展開をタイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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