・Manufacturing DXを実現するスマート工場として2022年5月に本格稼働
沖電気工業(通称:OKI)は6月7日、2021年2月に新設を発表していた本庄地区(埼玉県本庄市)の工場について地鎮祭を執り行い、建設を開始したと発表した。新工場は2022年4月に竣工し、同年5月からOKIのソリューションコンセプトであるManufacturing DX(マニュファクチャリング・デジタルトランスフォーメーション)を実現するスマート工場として本格稼働を開始する予定。
新工場は、「中期経営計画 2022」に掲げた「モノづくり基盤強化」の一環として建設するもので、脱炭素に配慮した、生産施設として日本初のネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を目指している。さらには、設計・施工主の大成建設が定義する工場のエネルギー評価基準であるネット・ゼロ・エナジーファクトリー(ZEF)の第一号プロジェクトとしても注目されている。
OKIは2020年12月にローカル5Gの実験試験局を開設し、製造現場におけるAIを用いた省力化・自動化の実証実験を行うなど、Manufacturing DXの活用環境整備を進める本庄地区において、顧客のニーズの変化・技術の進化に応え続けられるフレキシブルなスマート工場を実現し、モノづくり基盤強化のフラグシップ工場として運営していく。