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マックスバリュ西日本、総額53億円投じて岡山総合プロセスセンターを新設

 マックスバリュ西日本(本社:広島市南区)は5月25日、2021年6月より岡山総合プロセスセンター(画像は完成イメージ)についての着工を開始すると発表した。

 同社は、顧客の食に関わる満足度の向上を目指して、“旬・鮮度・おいしさ”にこだわる生鮮強化、産地や漁港からの直接配送など、自らが原料を調達、製造、販売を行う「サプライチェーン改革」に取り組むため、本州エリアの物流拠点であるイオン岡山LC(所在地:岡山県岡山市南区築港元町)の隣接地に岡山総合プロセスセンターを設立する。同センターは、岡山県大型投資・拠点化促進補助金及び、岡山市企業立地促進奨励金の認定を受けている。

<岡山総合プロセスセンター特徴>

▼複合センターならではの、オリジナル商品の供給に努める

 同センターは、1階に水産・畜産それぞれのプロセスセンター、2階にデリカプロセスセンターを併設した複合センターを計画している。併設することで、それぞれが製造する鮮度の高い素材を使用した独自の仕様・調味を施した、こだわりのオリジナル弁当や巻き寿司等の商品を製造することが可能になる。また、簡単・便利で時短調理が可能な半加工品や、完成品の店舗供給を実施することで、既存のプロセスセンターの設備ではできない、付加価値の高い商品・サービスを供給する。

▼一括製造を通して、店舗での顧客サービス向上を目指す

 同センターにヒト、モノなど経営資源を集約し、既存スタッフの異動や500人以上の新規採用を行い、これまでの店舗製造を中心とした運営から、センターを活用した一括製造を実現する。一括製造した商品は、本州営業エリアのマックスバリュ、マルナカ約200店舗へ安定供給することができるようになり、昨今の人口減少の影響で、従業員確保が困難な状況になっている店舗での商品製造の負担を軽減し、これまで以上に顧客へのサービス向上を目指している。

 <岡山総合プロセスセンター概要>

施設名:マックスバリュ西日本株式会社 岡山総合プロセスセンター

所在地:岡山県岡山市南区築港元町5

敷地面積:17,851㎡

延床面積:13,068㎡

建物構造:鉄骨造2階建て

着工開始:2021年6月

工事竣工:2022年6月(予定)

稼働開始:2022年9月(予定)

投資額:約53億円(予定、うち設備・機器 約19.3億円)

土地・建物オーナー:DM三井製糖ホールディングス(株)

事業内容:水産品の加工、畜産品の加工、デリカ・惣菜の加工

供給商品:寿司、おにぎり、弁当、精肉、生鮮魚、水産加工品 他

供給店舗:兵庫県、岡山県、広島県、山口県のマックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグ約200店舗

新規雇用:約590名(予定)

 ニュースリリース

 

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