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国際協力銀行(JBIC)、住友電工がフィリピンで実施するワイヤハーネス等の工場建設・賃貸事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は5月31日、住友電気工業のグループ会社であるフィリピン法人IWS Realty Corporation(以下、IWSR)との間で、融資金額28百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行及び三井住友銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は47百万米ドル。

 この案件は、IWSRを通じて、住友電工のフィリピンにおけるグループ企業が行うワイヤーハーネス等の自動車部品の製造・販売事業会社向け工場建設・賃貸事業に必要な資金を融資するもの。

 住友電工は、ワイヤーハーネス等製造・販売事業をグローバルに展開しており、IWSRは工場建設・賃貸事業を通じて、住友電工のフィリピンにおけるワイヤーハーネス等のサプライチェーンを支えている。融資は、こうした住友電工の海外事業展開を金融面から支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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