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千石、加西インター産業団地に新工場、ガス給湯器と自社ブランド商品の国内拠点

 ㈱千石(本社:兵庫県加西市)は5月26日、地域経済のさらなる発展と産業用地の内陸需要に応えるための加西インター産業団地整備事業において、加西インター産業団地の1-1工区のうち、 約20,633㎡を取得し、ガス給湯器の完成品製造工場及び、自社ブランドである「Aladdin」商品の国内製造工場として新工場を建設すると発表した。新工場の着工時期は、2021年10月、稼働時期は2022年8月を予定している。新工場では生産能力の拡大のみならず、 技術力を強化していくことで企業価値のさらなる向上を目指す。

 同社は1953年に加西市でプレス加工業からスタートし、 大手家電メーカーからの家電製品の製造受託や、大手ガス給湯器メーカーへの部品供給を行いながら、製造力を高めてきた。今回の新工場建設の決断に至った要因として、給湯器メーカーより完成品の製造を受託、更なる技術力向上を目指し、新たなチャレンジとして完成品の製造に取組んでいく。

 同社は、家電製品の製造拠点として1993年に中国に進出、現在では中国に2工場、フィリピンに1工場を有し、日本・北米・南米・ヨーロッパ・アジア・中近東と世界各地で使用されている。自社ブランドである「Aladdin」商品の一部は、基幹部品を加西市で製造しているが、完成品は海外工場で製造している。新工場では「Aladdin」商品をmade in Kasai、made in Japanとして製造する国内マザー工場にと計画している。

<新工場建設概要>(予定、画像・下は完成イメージ)

・予定地:兵庫県加西市殿原町 加西インター産業団地1-1工区

・予定面積:約20,633㎡

・着工時期:2021年10月頃

・稼働時期:2022年8月頃

・延床面積:6,370㎡(2階建て)

・従業員数:65人

・生産品:ガス給湯器、 調理家電、 石油・電気暖房機、 ガスコンロなど

・その他:第2期、 第3期と順次拡張の予定。新工場は、 環境負荷の低減への取組みや、加西市内での就労場所の提供等による雇用促進など地域貢献に努めていく。

 ニュースリリース

 

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