*1ウォンは約0.1円。
■建設機械の地域別状況
中国は、継続的なインフラ投資と交換需要により、第1四半期の販売は大幅に増加した。新興国/韓国は、すべての地域で目に見える需要の回復により販売が増加したが、価格実現の結果として収益性も改善した。NA/EU(北米・欧州)は、需要の伸びに伴い販売が伸び、流通競争力の強化により市場での存在感を高めた。
新興/韓国市場は、COVID-19による2020年の市場ボリューム減少を急速に埋め合わせている。政府主導のインフラ投資と第2四半期以降の原材料価格の上昇により、引き続き安定した需要が見込まれる。斗山インフラコアは、フリート注文の販売活動の増加と製品の競争力強化の取り組みを通じて、新興市場の需要を獲得した。収益性も、数量の増加と価格の実現に合わせて大幅に改善している。
先進国市場は、EUでの回復はやや遅れたものの、ワクチン接種が広く利用可能になり、米国ではバイデンの刺激策と建設サイクルの回復が期待されているため、北米は回復を始めた。1)流通競争力の強化と、2)キーアカウント(重要得意先)の注文獲得への取り組みにより、市場シェアを拡大した。今後、下半期からの本格的な市場回復を見込んでいる。
■イノベーション
・「透明バケット」を備えたホイールローダーとは何ですか?
透明バケットは、ホイールローダーの運転手がコックピットのモニターを通してバケット前の死角を確認できるシステム。革新的なシステムは、上下にカメラを設置したホイールローダーの前で画像を記録し、湾曲した投影法を使用して、結合された画像をリアルタイムで表示する。その結果、ドライバーはバケット前の死角を簡単に確認でき、安全事故を未然に防ぐことができる。また、作業の積み下ろしや土砂の運搬中に、ドライバーがバケットの前を見ることができるため、作業効率が大幅に向上する。
・未来を垣間見る・・・ハイブリッド/電気
建設機械の世界的なトレンドに合わせて、ハイブリッドパワートレインやE-パワーパックなどの電化・デジタル化ソリューションを開発し、将来の成長技術を確保している。