Valmet（バルメット）：2021年5月17日
Valmetは、フィンランドのユヴァス－キュラにあるSpinnova（スピノバ）－Suzano（スザノ）合弁繊維工場に乾燥技術を供給します。 SPINNOVA®繊維を生産するこの施設は、10年以内に生産量を年間100万トンに拡大するための第一歩です。 Spinnovaの年間生産能力は、2024年までに50,000トンの繊維になる可能性があります。
この注文は、2021年第2四半期に受け取ったValmetの注文に含まれています。注文の金額は開示されません。
合弁事業では、Spinnovaが独占的な技術プロバイダーであり、Suzanoは必要な原材料である認定ミクロフィブリル化セルロース（MFC）の供給を保証します。Spinnovaは、スケーリング計画をグローバルにサポートできる技術パートナーを探し、最初の商業生産ラインに乾燥技術を提供するためにValmetを選択しました。Valmetは、ハイテクエアドライヤーを備えた乾燥機をお客様に提供します。この技術は今日すでに紙や板紙の製造に利用されており、現在はセルロースベースの繊維製品の製造に採用されています。
「私たちValmetは、再生可能資源を持続可能な結果に変換するというお客様の旅をサポートしたいと考えています。この配信は、新しい技術革新の創出に重点を置いていること、および繊維ベースの業界で新しい機会をどのように創出できるかを示す優れた例であるため、非常にエキサイティングです。既存の技術を活用することができ、生産を拡大する際にはノウハウが欠かせません。私たちは常に新しい製品や技術を開発しています。」と、ValmetのペーパービジネスラインプレジデントであるJari Vähäpesola（ヤリ・バハペソラ）は述べています。
「私たちは、世界中で簡単に拡張およびセットアップできるモジュラーテクノロジーを作成しました。そのため、複雑な化学プロセスの場合のようにあらゆる規模で大きなリスクを冒す必要はなく、需要のペースに応じて規模を拡大することもできます。Valmetは、実績のあるテクノロジーとプロセスのスケールアップに関する長年の経験により、このプロジェクトの優れたパートナーです」と、SpinnovaのCEO兼共同創設者であるJanne Poranen（ジャンヌ・ポラネン）は説明します。
「最初の工場は、この革新の広大でグローバルな機会を実現するための素晴らしいスタートです。 Spinnova Technologyは非常にスケーラブルであると信じており、合弁事業での生産を10年以内に年間100万トン以上のSPINNOVA®ファイバーに増やすという野心を支持しています」とSuzanoの新事業執行役員であるVinicius Nonino（ヴィニシウス・ノニーノ）は述べています。
■SpinnovaとSuzanoのお客様について
フィンランドを拠点とするSpinnovaは、有害な化学物質を使用せずに、木材または繊維や食品廃棄物などの廃棄物から繊維を製造するための画期的な技術を開発しました。 特許取得済みのSPINNOVA®ファイバーは、0％の廃棄物または副流、0％のマイクロプラスチックを生成し、CO2排出量と水の使用量を最小限に抑えます。SPINNOVA®素材は、世界で最も生分解性が高く円形です。Spinnovaは、認証木材などの持続可能な原材料のみを使用することをお約束します。
Suzanoは、世界をリードするユーカリパルプ生産者であり、ラテンアメリカ最大の製紙会社の1つです。同社は年間1,090万トンの市場パルプと140万トンの紙の設備容量を持ち、100カ国以上に輸出しています。
■Valmetについて
Valmetは、パルプ、製紙、エネルギー業界向けのプロセステクノロジー、自動化、サービスの世界的な開発者およびサプライヤーです。私たちは、お客様にサービスを提供する上でグローバルチャンピオンになることを目指しています。
Valmetの強力な技術製品には、パルプ工場、ティッシュ、ボード、紙の生産ライン、およびバイオエネルギー生産用の発電所が含まれます。当社の高度なサービスと自動化ソリューションは、お客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、原材料とエネルギーの有効利用を強化します。
2020年のValmetの売上高は約37億ユーロ（約4,810億円、130円換算）でした。 世界中の14,000人の専門家がお客様の近くで働いており、お客様のパフォーマンスを日々前進させることに取り組んでいます。 Valmetの本社はフィンランドのエスポーにあり、その株式はナスダックヘルシンキに上場されています。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。