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荏原、ドイツ・ドレスデンでドライ真空ポンプのオーバーホール工場を稼働開始

 ㈱荏原製作所は5月13日、同社の海外グループ会社であるEBARA Precision Machinery Europe(本社:ドイツ、以下、EPME)は、ドレスデン(ドイツ)にドライ真空ポンプのオーバーホール工場を建設し、4月より稼働を開始したと発表した。工場は、EPMEにとって2番目のドライ真空ポンプのオーバーホール工場。

 EPMEはドライ真空ポンプ、ターボ分子ポンプ、半導体製造におけるチップ製造で用いられるCMP装置、及び化学産業などで用いられる排ガス処理装置の販売・サービスを、ヨーロッパ市場をメインに展開している。シリコンザクセンとも呼ばれるドイツのIT都市として半導体事業の主要メーカが集うドレスデンの拠点は、荏原のヨーロッパ市場における精密・電子事業の中心的な役割を担う。
 

 オーバーホール工場は環境保全を考慮し、事務所も含めてLEDの照明を導入しており、将来的には太陽光発電パネルの設置も検討している。新しいオーバーホール工場の稼働により半導体製造装置・機器のアフターサービスを強化することで、世界的に高まる半導体需要に対応し、荏原グループは長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる社会のスマート化に貢献していく。 

 荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていく。
<工場の概要>
所在地:Dresden,Germany
敷地面積:800m2(工場),約100m2(事務所)
投資費用:約160万ユーロ
施設内容:ドライ真空ポンプのオーバーホール
稼働開始日:2021年4月

 ニュースリリース

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