・ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く
・創立100周年記念活動
当該機は、将来の建設機械におけるフル電動実用化への布石とする目的で、コマツがこれまで培ってきたバッテリー式のフォークリフトやミニショベルの技術をベースに、リチウムイオンバッテリー・油圧を使用しない電動シリンダなどの新たな技術を搭載することでフル電動化を実現した3tクラス(0.09㎥)ミニショベルのコンセプトマシン。フル電動化により“排気ガスゼロ”を実現するとともに、騒音、排熱を大幅低減するなど環境に優しい機械であるほか、エネルギー効率の向上や油圧機器を使用しないことでメンテナンスフリーを実現している。
コマツは、2020年にバッテリー式ミニ油圧ショベルPC30E-5を国内向けに市場導入した。2022年度には当該機に搭載しているリチウムイオンバッテリー技術を使ったバッテリー式ミニ油圧ショベルを欧州市場へ導入する予定。環境負荷の少ない建設機械の実用化を加速させるとともに今後の更なる普及を目指す。
今後もコマツは次の100年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーとともに歩んでいくとしている。
画像:次世代を見据えたコンセプトマシン、フル電動ミニショベル