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クボタ、中国ノンロードCI排ガス4次規制に適合したディーゼルエンジンの認証取得

 ㈱クボタは4月28日、地球環境保全意識が高まるなか、更なる環境負荷低減を目的として2022年12月1日から開始される中国ノンロードCI*1排ガス4次規制に対応する55.4kW(74.3馬力相当)のディーゼルエンジンの認証を取得したと発表した。

 今回認証を取得したディーゼルエンジンは、農業機械や建設機械、産業機械などで使用される。他のエンジンラインナップについても、順次認証を取得していく予定。

*1.圧縮点火、Compression Ignitionの略

■中国ノンロードCI排ガス4次規制について:中国においてノンロード移動機械に搭載されるエンジンに対する新しい規制(GB20891-2014、HJ1014-2020)が2022年12月1日から開始される。この新しい排ガス規制は、現行の第3次排ガス規制に比べ粒子数の条件が追加され、PM規制値が全体的に厳しくなり、欧米の現行の排ガス規制相当のレベルとなっている。エンジンに対しては排ガスに対する規制数値が厳しくなるだけでなく、インユース試験*2の要件が追加される、など環境保全への取り組みが強化されている。エンジンを搭載した機械側にはインユース試験の他、位置情報の提供を可能とするための遠隔監視関連の要求事項などが追加された。

*2.試験室内で規定の試験パターンを実施し排ガスを計測するのではなく、実際に使用されている機械からの排ガスを計測するもの。

 画像:産業用水冷ディーゼルエンジン「V3307-CR-T」

 ニュースリリース

 

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