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日揮、ライトケミカル工業から生産設備建設プロジェクトを受注

 日揮ホールディングスは4月27日、日揮が化学品の受託専門会社であるライトケミカル工業が、自社工場の近隣地に第2工場を建設するプロジェクトを受注したと発表した。

 現在、国内の化学業界では5G(第5世代移動通信システム)の進展や低炭素化・脱炭素化の加速を背景に、高機能性化学品の需要拡大を受けて多品種少量生産のニーズが高まっており、生産方法も多様化してきている。同プロジェクトは、ライトケミカル工業が化学会社の多様なニーズに対応する受託生産の機会を拡大すべく、第2工場を新設するもの。

 日揮は、数多くの化学プラントの設計、建設を通じて培った知見を最大限活用し、顧客の第2工場建設計画の基本設計段階から参画した。同プロジェクトに当たっては工場新設のコンセプトに関する深い理解に基づき、将来設備拡張や改造を行うことを念頭に入れたフレキシビリティに富んだ設計思想や地域住民や顧客の従業員の健康を最優先させた環境を配慮したコンセプトを実現するべく、エンジニアリング会社の総合力を発揮していく。また、プロジェクトの遂行においては、顧客体制に応じた効率的、かつ最適なプロジェクト遂行を目指していく。

 世界的に化学製品のニーズが多様化していくなか、日揮グループは、これまで培った化学プラント建設における知見を活用し、顧客ニーズに対応するプロジェクトの受注に今後も積極的に取り組んでいく。

<プロジェクトの概要>

契約先:ライトケミカル工業株式会社

建設場所:滋賀県野州市 ライトケミカル工業株式会社本社工場の近隣地

薬務範囲:第2工場の新設に係る設計・調達・建設工事(EPC)役務

契約形態:ランプサム契約

受注額:非公表

完工:2023年(予定)

<ライトケミカル工業株式会社の概要>

本社:滋賀県野洲市三上前田川原2251番地

代表者:代表取締役 富村俊介

設立:1966年10月13日

主な事業内容:自社製品を持たず、研究開発をしない、更に営業部門をもたない、化学品の受託専門会社として、ラボから実機へのスケールアップ、開発・事業化のスピードアップ、委託先の本生産プラントまでのデータ収集と製品立上げの少量、中量生産をサポート。得意な技術としては、高粘度、高圧、低温、高温の重合、禁水・禁酸素系重合(エチレン等の配位重合、リビングアニオン重合、リビングカチオン重合)、スラリー液からの多量の粉体化、危険物の重合から脱揮ペレット化、精密有機合成(蒸留精製工程含む)等。

 ニュースリリース

 

 

 

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