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参天製薬、蘇州市に新工場建設、中国の製品需要に対応

・将来的なグローバル生産供給体制の強化を目指す

 参天製薬(本社:大阪市北区)は4月22日、中国で拡大を続ける製品需要に対応し、かつ将来のグローバル生産供給体制の強化を図るため、蘇州市に新工場の着工を決定、22日に起工式を実施すると発表した。

 新工場は、参天製薬の中国事業における製品安定供給に向けた生産能力の確保を目的としており、管理棟1棟、試験棟1棟、倉庫1棟、生産棟2 棟、エネルギー棟1棟を建設する予定。新工場の稼働により、医療用点眼 薬の生産能力は大幅に増強され、中国事業において顕在化している需要増に対応していく。また、今後見込まれる市場成長に対し、早期にキャパシティを構築することで、グローバルでの競争優位を確立し、さらなる事業成長に繋げていく。

 同社は、世界の目の社会的課題解決において無くてはならない存在であり続けるべく、2030年とその先の世界を見据え、長期ビジョンである「Santen 2030」を掲げている。世界的な人口増加と高齢化や、ライフスタイルの変化により、目の疾患はますます増えることが予想されており、治療ニーズの高まりが見込まれている。同社では、今後も継続的に患者のQOL向上を目指すことが眼科領域のスペシャリティ・カンパニーとして果たすべき使命だ と考えている。将来にわたって生産技術の一層の向上とグローバルでの製品の安定供給を図り、に“Happiness with Vision”を届けていくとしている。

<新工場の概要>

所在地:江蘇省蘇州市工業園区

延床面積:12.6万m²

建屋:管理棟1棟、試験棟1棟、倉庫1棟、生産棟2棟、エネルギー棟1棟

生産能力:生産ライン・最大 20 ライン、年間約8.4億本(5mL 換算)

稼働時期:2025年より順次稼働予定

 ニュースリリース

 

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