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浜松ホトニクス、約22億円投じて常光製作所に新棟建設、画像計測機器事業の生産能力を増強

 浜松ホトニクスは4月15日、科学計測用デジタルカメラや病理デジタルスライドスキャナ、半導体故障解析装置などの画像計測機器の売上拡大に対応するため、常光製作所(浜松市東区常光町)に第5棟を建設すると発表した。新棟建設の地鎮祭は4月20日(火)に執り行い、2022年6月に竣工の予定。

 浜松ホトニクスは、医用や産業、学術などのさまざまな分野に向け、高速、高感度、高解像度の画像計 測機器を開発、製造、販売している。現在、科学計測用デジタルカメラや病理デジタルスラ イドスキャナ、半導体故障解析装置の需要拡大が続いており、今後も売り上げが増加すると見 込まれることから、新棟建設により画像計測機器の生産能力を従来の1.7倍まで増強する。

 新棟では、科学計測用デジタルカメラと病理デジタルスライドスキャナの組み立てや調整などの生産機能を集約し、スペースを拡張することで需要拡大に対応する。また、段差のない渡り廊下で既存棟と接続し、人や物の移動を効率化することで生産性の向上を図る。さらに、新棟の部屋内部の柱をなくすとともに電源や空調などの配置を工夫し、レイアウトの自由 度を高めることで、生産量や生産品目の変化に対応しやすい設計としている。また、集約により発生する既存棟の空きスペースを利用し、半導体メモリ市場の回復により売り上げが増加すると見込まれる半導体故障解析装置の生産を拡大する。

 新棟では、浸水対策として防水シャッターや防水板を設置し非常用発電機や受変電設備を屋上に配置するとともに、耐震天井を採用することで災害対策を強化している。

<地鎮祭>

式典名称:浜松ホトニクス株式会社 常光製作所第5棟 地鎮祭

日時:2021年4月20日(火) 午前10時00分~

場所:静岡県浜松市東区常光町812番地 常光製作所内 第5棟建設予定地

<新棟概要>

建物名称:常光製作所第5棟

建築場所:静岡県浜松市東区常光町812番地 常光製作所内

建築工期:2021年4月着工、2022年6月竣工予定

稼働予定:2022年8月

建築構造:鉄骨造 地上5階

建物面積:建築面積 1358.90m²、延床面積 5659.12m²

施設構成:1階 出荷調整・検査、出荷発送エリア

     2階 組み立て、調整エリア 3階 組み立て、調整エリア 4階 クリーンルーム、暗室 5階 事務室、会議室

総工費:約22億円

収容人員:約120名

生産品目:科学計測用デジタルカメラ、病理デジタルスライドスキャナ

生産能力:約130億円(売上高換算)

 画像:常光製作所第 5 棟 完成予想図

 ニュースリリース

 

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