・名古屋事業所内の投資計画を変更
㈱明電舎は3月30日、中国子会社で新工場建設及び設備導入を行うことを決定したと発表した。2020年2月28日、電動車用駆動モータ・インバータ一体機の生産能力増強のため、名古屋事業所内での新工場建設及び設備導入に関し約51億円の投資を行うことにしていたが、事業環境の変化に伴い計画を変更した。
明電舎は、世界的な環境保護の流れや環境規制の強化により需要拡大が見込まれる電動車用駆動モータ・インバータなどのEV事業を成長事業と位置付けており、投資を継続している。昨年からのコロナ禍等の影響により、顧客である自動車メーカによる事業計画の見直しが行われている。その影響を事業計画に反映させるとともに、将来の更なる受注確保を目指し、名古屋事業所に対する投資を中止し、中国のEV生産拠点において新工場建設及び設備導入を行うことにした。
中国生産拠点における新工場建設及び設備投資内容 今後、中国を中心に需要拡大が見込まれるため、100%子会社である、明電舎(杭州)駆動技術有限公司で新工場建設及び設備導入を行う。
なお、2019年5月31日に発表した「中国子会社への投資」により進めている、中国子会社における生産設備投資は、2021年夏頃には立ち上がる予定。
<設備投資の概要> 中国生産拠点での新工場建設及び設備導入
投資する子会社:明電舎(杭州)駆動技術有限公司
所在地:中華人民共和国浙江省杭州市蕭山区蕭山経済技術開発区橋南区塊鴻興路 477 号
生産品目:電動車用駆動モータ・インバータ一体機
投資金額:約 48 億円
工場着工:2022年2月 予定
稼働開始時期:2023 年 4 月 予定
延床面積:8,140 m²
生産能力:10 万台(最大生産能力 17 万台)
<参 考>
2020年2月28日発表内容:名古屋事業所内での新工場建設及び設備導入
投資金額:約 51 億円
所在地:愛知県清須市西枇杷島町一反五畝割 496 生産品目 電動車用駆動モータ・インバータ一体機
工場着工:2020年 8月 予定
稼働開始時期:2021 年 12 月 予定
延床面積:5,229 m²
生産能力:17万台(最大年間生産台数)