三一（SANY）、水素燃料電池建設車両でよりクリーンな燃料の時代を受け入れ

　三一（SANY）：2021年3月26日

　毎年この日、世界中の何百万人もの人々が、自宅、建物、街路でアースアワーの照明を消しています。2008年以来、「電力のない時間」は、地球への取り組みとエネルギーと環境の節約の象徴として機能しています。SANYでは、この取り組みは、機械の開発における省エネで環境に優しいソリューションの絶え間ない革新を通じて実現されています。最近の2つの例には、SANYのインテリジェントな旗艦工場から新たに展開されたダンプトラックとミキサートラックがあり、どちらにも水素燃料電池技術が搭載されています。 後者は、世界で最初の水素駆動ミキサートラックです。

　このプロジェクトの研究開発エンジニアによると、水素燃料電池建設車両には5つの重要な利点があります。なかでも、水と熱だけを排出する「ゼロ汚染」の実現は、業界のグリーンな未来への飛躍です。

　2020年の国連気候変動会議で、中国の習近平国家主席は、中国の二酸化炭素排出量は2030年にピークに達し、カーボンニュートラルは2060年までに達成されるべきであると提案しました。この目標には、特に技術的な進歩を通じて具体的な変化をもたらすことができる私たちのようなメーカーが具体的な措置を講じる必要があります。「汚染ゼロ」とは別に、新しい燃料電池を動力源とする建設車両は、これらの追加の4つの分野で従来の車両よりも優れています。

1.長いバッテリー寿命：合計容量1,680 Lの水素シリンダーのセットにより、500 km以上の走行距離が確保され、ドライバーは「走行距離の不安」から解放されます。

2.より多くのパワー：大きなトルク駆動モーターとAMTギアボックスを備えた高パワー燃料電池スタックは、50％を超えるエネルギー変換率を特長としています。 車両は、強化された加速率と登山能力を示しています。

3.強化された気象適応性：統合された熱管理システムは、最適なパフォーマンスを維持するために、高温および低温の気象条件で自動加熱および冷却を実行します。

4.追加の安全上の考慮事項：高熱保護、過電流保護、低圧アラーム、水素供給システムの漏れ検出および制御などの機能により、安心して運転できるようになります。

　SANYのクレーンビジネスユニットの副部長であるLi Tanboは、展開式典で、SANYが建設機械の開発がグリーンエネルギーとグリーンでインテリジェントな機器技術の適用に向かっているという新しい段階に入ったと述べました。SANYは、5年以内に、中国で最大の包括的な水素燃料ソリューションプロバイダーおよびナンバーワンの電気建設車両メーカーになることを計画しています。

　ニュースリリース

　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。