・岩国市と建設協定の調印式を実施
新型コロナウイルスの感染拡大当初、マスクや医療用防護服の需給が逼迫したことにより、部材として使用されるポリプロピレン製メルトブローン不織布やスパンボンド不織布の、国内における安定供給の重要性が指摘されている。東洋紡はこれを受け、経済産業省からの補助金を活用してポリプロピレン不織布の製造拠点を岩国事業所内に新設し、高機能不織布の安定供給の実現に貢献する。
岩国市役所で開催された建設協定に関する調印式には、岩国市の福田良彦市長、山口県の福田浩治商工労働部長をはじめ多数の関係者が出席し、東洋紡より出席の西山重雄専務執行役員は「マスク用不織布部材の国内サプライチェーン強化に貢献したい」と抱負を述べた。
<新拠点の概要>
所在地:山口県岩国市灘町1-1(東洋紡株式会社岩国事業所内)
生産品目:ポリプロピレン製メルトブローン不織布、スパンボンド不織布
着工/稼働:2021年4月(予定)/2022年7月(予定)
生産能力:年間1,200トン(最大)
設備投資額:約16億円