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三菱電機、タイの大規模複合施設「One Bangkok」向け昇降機を受注 

 三菱電機は3月22日、子会社 Mitsubishi Elevator(Thailand)Co., Ltd.(三菱エレベーター(タイ)、以下、MET社)が、タイ最大規模の大型複合施設「One Bangkok(ワン・バンコク)」向けに、昇降機を受注したと発表した。

 今回の受注は、タイ初のダブルデッキエレベーター12台およびタイ国内最高速となる分速540mのエレベーター1台を含むエレベーター250台、エスカレーター28台の計278台。三菱電機が1977年にタイで昇降機事業を開始して以来、最大規模の受注で、MET社のタイ昇降機市場における長年の実績と、製品・サービス品質の高さが評価されたもの。

<受注の概要>

納入先:One Bangkok(納入ビル:オフィス、ホテル、高級住宅)

発注者:One Bangkok Co., Ltd.

受注製品:

・エレベーター  250台

 *ダブルデッキエレベーター(2階建てエレベーター)12台

 分速540mエレベーター(タイ国内最高速) 1台含む

・エスカレーター 28台

合計 278台 ※2021年3月時点

納期:2021年10月から順次出荷

<One Bangkokの概要>

 「One Bangkok」は、タイの大手財閥 TCCグループ傘下のTCC Assets(Thailand)Co., Ltd.(ティーシーシー・アセッツ(タイ))とFrasers Property Holdings(Thailand)Co., Ltd.(フレイザーズ・プロパティ・ホールディングス(タイ))の合弁会社 One Bangkok Co., Ltd.(ワン・バンコク)がバンコク中心部で開発を進める総面積16.7ヘクタールの大型複合施設で、開発規模1200億バーツとタイにおける民間開発では過去最大規模。オフィス、ホテル、超高級住宅に加え、商業施設、文化施設などで構成されている施設は、LEED(※1)とWELL(※2)の基準に基づいて設計されており、環境に配慮した持続可能開発に焦点を当てたタイ建設市場での新たなベンチマーク(基準、指標)となる予定。

※1 「Leadership in Energy & Environmental Design(LEED)」は、U.S. Green Building Council(USGBC)が開発したビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システム

※2 「WELL Building Standard(R)」は、The International WELL Building Institute(IWBI)によって開発された、人々の健康とウェルネスに焦点を合わせたビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の性能評価システム

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