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リスパック、兵庫県加西市に新工場、バイオマスプラスチック容器の生産を増強

 リスパック(本社:岐阜市)は3月22日、兵庫県加西市にある加西インター産業団地1-2工区の用地( 69,407 m²)を取得し、新工場を建設すると発表した。新工場では環境に優しい植物由来のバイオマスプラスチック原料を配合した食品包装容器の生産能力増強を行い、西日本エリアへの安定供給をはかる。稼働は2024年4月を予定している。

 同社はスーパーマーケット、コンビニエンスストアのサラダ容器・弁当容器をはじめ食品加工メーカーのカップなど全国に幅広く食品包装容器を提供している。近年は持続可能な社会の実現に向けて環境負荷の低い食品容器の開発をすすめ、2005年の愛・地球博で初めて植物由来プラ スチックによる食品容器が採用されて以降、植物由来プラスチックによる食品容器のアイテム数 (現在 2,400 アイテム)と素材の種類(現在全 6 素材)が拡大し、現在は容器売上全体に占める植物由来のバイオマス食品容器の割合は25%を超えるまでに至っている。今後更なるサスティナ ブル社会への貢献に向けて、次世代型パッケージの位置づけとなる植物由来のバイオマス食品容器 の更なる生産能力の向上を実現すべく新工場を建設し、更なる販売の拡大を目指していく。

 同社にとって出荷量が多い関西3大都市圏(大阪、兵庫、京都)を中心に西日本エリアに対してより 安定した供給を行うための供給能力増強に加え、近年の物流クライシスに対応した物流拠点として 機能させる。

<用地取得概要>

所在地:兵庫県加西市中富町 ※加西インター産業団地1-2工区

土地面積:69,407 m²

購入価格 :2,100 百万円

<新工場建設の概要(予定)>

着工時期:2022年4月

稼働時期:2024年4月

延床面積:19,372 m²

従業員数:89人

生産品:植物由来のバイオマス食品容器 (スーパーマーケット、コンビニ、食品加工メーカー向け)

生産能力:非公表

特 徴:クラス10万のクリーンルームで容器を生産し、食品メーカーと同等レベルの衛生環境 を保有する工場とし、消費者の「食の安全・安心を担保」できる工場。

その他:

 ※延床面積、従業員数は 2024 年稼働時点の計画。以降、順次拡張予定。

 ※リスパックとして 5 工場目。(愛知県犬山市、群馬県伊勢崎市2工場、山梨県身延町)

 岐阜プラスチック工業グループとしては、13カ所目の工場。

 ニュースリリース

 

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