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タダノ、通信工事用高所作業車 AT-121TTEを発売

 ㈱タダノは3月22日、通信工事用高所作業車「AT-121TTE」(最大地上高12.1m)をモデルチェンジし23日より発売すると発表した。標準仕様価格(キャリヤとのコンプリート価格)は1,274万円(税別)で販売見込台数は年間40台。

■開発コンセプト

 過密市街地や狭い道路幅の住宅地など、通信工事における現場環境は多様。そこでクラス最大の作業範囲や作業効率の向上、収納力アップをはじめとする利便性の向上などをコンセプトに、更なる快適性を追求した通信工事用高所作業車を開発した。また環境に配慮し、アクセル無段階制御を搭載。燃料消費量の改善やCO2排出の削減、低騒音作業など、環境保全の取り組みを通じて、SDGs推進に向けた製品となっている。

■主な特長

①通信工事用高所作業車としてクラス最大の作業範囲

 最大地上高12.1m、積載荷重200kg。フルブーム全周同一性能の作業範囲が、余裕の作業と効率化に貢献する。

②バケット・スイングの高速化

  左右104°のワイドなバケット・スイングの速度は、従来機から33%向上し、スピーディな作業を実現した。

③直下式ジャッキによる車幅内設置

  従来のリンク式ジャッキから、車幅内設置の直下式ジャッキへ。壁際やガードレール脇でのジャッキ設置が容易になった。また敷板の位置合わせもカンタン。

④下部操作を車両後端に集中配置

  これまで分離されていた車両下部のブーム操作とアウトリガ操作を、車両後端部に集中配置。壁際設置などにおけるブーム操作の容易化や、安全確認もスムーズになった。

⑤環境に配慮した、アクセル無段階制御

  アクセル無段階制御により、ムダなエンジン回転を抑え、燃料消費量を軽減。併せて作業騒音の低減にもつながる。

⑥バケットへの昇降経路は車両左後方から

 壁際やガードレール脇設置でも、バケットへのアクセスが容易になった。さらにバケットへの昇降経路には、昇降ステップの大型化、昇降時の3点支持確保のための手すり設置により、昇降時の安全性を確保した。

⑦作業機材の積み込みに便利な大型荷台(オプション)

  後方開閉式アオリ付きの大型荷台(2.6㎡)をオプション設定。2.5mの長尺物も収納可能。

⑧テレマティクスWEB情報サービス「HELLO-NET」標準装備

  「HELLO-NET」で車両の稼働状況や位置情報・保守管理をインターネットでサポートする。車両の故障時における機体状況の把握及び迅速な対応等、アフターサービス面での有効活用につなげる。

<主要諸元>AT-121TTE

バスケット積載荷重:200kgまたは2名

最大地上高:12.1m

最大作業半径:9.9m

ブーム長さ:3.78m~9.37m

ブーム起伏角度:-17.5°~80°

車両全長:5.155m

車両全幅:1.925m

車両全高:2.8m

車両総重量:7t未満

架装対象車:2.0t車クラス

 ニュースリリース

 

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