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技研製作所、超低空頭専用圧入機2機種を販売開始、需要増見据え施工効率化

 ㈱技研製作所は3月5日、空頭制限下※1での施工効率を高める超低空頭専用の新型杭圧入引抜機 クリアパイラーⓇ「CLW100(画像)」「CLP200A」の販売を開始したと発表した。

 CLW100は旧モデルで施工可能だった500mm幅U形鋼矢板に加え、600mm幅のU形鋼矢板に対応。チャック※2の構造を改良したことで、空頭制限下での継施工※3において従来機よりも長い鋼矢板を建て込めるようになった。

 CLP200Aは直径800、900、1000mmの鋼管矢板に対応。コーナー施工を可能としたほか、チャック機構の改良や各種自動化技術により施工の効率化を実現している。

 このクリアパイラー®を使えば、クリアランスの低い橋の下の工事でも橋げたの撤去や迂回道路の設置が不要で周辺交通に影響を与えず、容易に橋梁下部工や基礎工の補強が可能となる。構造物の長寿命化や国土強靭化が進められる中、老朽化した橋梁の耐震補強工事や橋の下における河川護岸改修といった空頭制限下の工事は増加することが予想される。空頭制限下での施工効率を高め、工費、工期ともに縮減できるCLW100、CLP200Aには大きな期待が寄せられている。

※1 橋梁のけた下など頭上空間に制限がある現場のこと。

 詳細は、ニュースリリース

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