・中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援
国際協力銀行(JBIC)は2月24日、協和(本社:大阪府、野澤重晴社長)のベトナム法人KYOWA PLASTICS INDUSTRIAL (VIETNAM) CO., LTD.(以下「KPIV」、事業所一覧)との間で、融資金額2,000千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表しあ。融資は、京都銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は3,000千米ドル相当。
この案件は、KPIVがベトナムのハイフォン市で行うプラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、2017年7月及び2020年2月の融資に続くもの。
1953年創業の協和は、主にプラスチック射出成形品等の製造・販売を行う中小企業者。ベトナムの安定した経済成長を背景にOA機器や医療機器の需要拡大が見込まれることから、2015年にKPIVを設立した。KPIVにおける第3工場の設立と今回の設備増設を通じて、協和はベトナムでの更なる事業拡大を図っている。融資は、こうした協和の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携し、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。