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ヤンマーホールディングス、農業関連事業を再編、アグリと農機製造を統合

 ヤンマーホールディングス(本社:大阪市北区)は2月24日、2021年3月1日付で農業関連事業中核会社のヤンマーアグリ(本社:大阪市北区)と農業機械製造子会社のヤンマー農機製造(本社:岡山県岡山市)の2社を統合することを決定したと発表した。

 日本の農業を取巻く環境は、高齢化に伴う農業従事者の減少により大規模経営化が進むと同時に、労働力不足等を補うためにデジタル技術を活用した農業の高度化が急務となっている。また、海外においては、新興国を中心とした工業化の進行により農業従事者が減少する一方で、増加する人口に対して食料増産を図る必要がある等多くの課題を抱えている。

 こうした環境下において、ヤンマーグループがグローバルな農業の発展に貢献するために、開発/生産/管理/品質保証を同一法人内に統合し、「農業を食農産業に発展させる」というビジョンのスピーディーな実現を目指す。また、今回の統合にともない、本社機能を現在の大阪から生産本部機能を有する岡山へ移転し、ものづくりの現場対応を重視した体制とする。

 新会社では、各機能部門間における連携を一層強化することにより、農業機械メーカーとして盤石な基盤を構築するとともに、今まで以上に顧客のニーズに合致したソリューションを提供することで、農業生産者の生産性向上と所得向上を目指す。

<新会社概要>

会社名:ヤンマーアグリ株式会社

所在地:岡山県岡山市中区江並428番地※(現・ヤンマー農機製造株式会社 本店)

代表者:増田長盛

資本金:9,000万円

持ち株比率:ヤンマーホールディングス株式会社100%

従業員数:約1,400名

主な事業内容:農業関連機械の開発・製造・販売ならびにサービス

※国内・海外営業部門は移転せず、現ヤンマーアグリ(大阪市)のまま連絡窓口等に変更はない。

 ニュースリリース

 

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