2020年4~12月期の国内経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、経済活動や消費活動が低迷し、厳しい状況が続いている。海外各国においても、新型コロナウイルス感染症は依然として拡大傾向で先行き不透明感が続いている。
このような状況下、同社グループは、新型コロナウイルス感染症の予防対策、生産調整や一時帰休の実施による在庫調整と経費削減を継続して行っている。
■セグメント別状況
<日本>
日本の売上高は338 億4 千4 百万円(前年同期比71.7%)となり、セグメント損失は21 億7 千3 百万円(前年同期△12 億8 千3 百万円)となった。
<中国>
中国の油圧ショベル等は、新型コロナウイルス感染症を抑えられ、景気は戻り始めているが、現地メーカーによる販売価格の引き下げに苦戦を強いられ売上高は大幅に減少した。
<その他>
その他は、新型コロナウイルス感染症の影響により欧州を中心に依然として厳しい状況が続いている。その他の売上高は19 億2 千8 百万円(前年同期比56.1%)となり、セグメント損失は5 億2 千万円(前年同期△4 億8 千1 百万円)となった。
■主要品目別売上高状況
<建設用クレーン>
<油圧ショベル等>
国内は、新型コロナウイルス感染症の影響により建設用クレーンと同様に需要は減少した。国内油圧ショベル等の売上高は74 億9 千万円(前年同期比83.5%)となった。海外は、中国が新型コロナウイルス感染症を抑えられ、景気は戻り始めているが、現地メーカーによる販売価格の引き下げに苦戦を強いられ売上高は大幅に減少し、欧州は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で営業活動が制限されたことにより売上高は大幅に減少した。海外油圧ショベル等の売上高は83 億8千8 百万円(前年同期比65.5%)となった。よって、油圧ショベル等の売上高は158 億7 千9 百万円(前年同期比72.9%)となった。
<その他>
その他の売上高は10 億2 千万円(前年同期比164.5%)となった。
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の連結業績は、売上高60,000百万円 (前期比77.0%)、営業利益△2,600百万円 (-%)、経常利益△2,500百万円 (-%)、親会社株主に帰属する当期純利益△2,700百万円 (-%)。2020 年11 月12 日に公表した、通期の連結業績予想を変更していない。
なお、売上高は徐々に回復するものと見込んでいるが、新型コロナウイルス感染症の収束時期については、依然として不透明であることから、今後の感染拡大や収束の状況等によっては、グループの業績及び事業環境に大きな影響を及ぼす可能性がある。今後の動向を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場合は、速やかに公表する。