・通期予想は8.5%減の3,300億円、経常利益は6.7%増の80億円に修正
油圧ショベルの販売台数については、国内は、前期に台風19号の影響で部品供給が滞ったことにより販売台数が減少したため、前年同期比では増加した。中国向けは、コロナの影響により第1四半期(1~3月)は大幅に減少したが、第2四半期(4~6月)以降はインフラ投資の拡大により、前年同期を上回った。その他市場向けは、コロナの影響により大きく減少した。また、クローラクレーンの販売台数については、国内、海外ともコロナの影響により減少した。
2020年度の業績見通しによると、油圧ショベルの国内販売台数は、前回並み、中国は堅調なインフラ投資を背景に増加、東南アジアはインドネシアなどで減少、その他地域は前回並み。クローラクレーンは、国内はコロナの影響による投資抑制の傾向のあめ減少、東南アジアは中国系メーカーの伸長に伴う減少、その他地域はコロナの長期化により減少すると見ている。
また、修正された2021年3月期(2020年度)の売上高は、2019年度の3,608億円から8.5%減の3,300億円(前年度3,608億円)、経常利益は19年度の75億円から6,7%増の80億円を見込んでいる。売上高は前回予想の3,350億円から50億円減少、経常利益は前回予想の55億円から上方修正した。