ボルボCE、2020年売上は8％減の81,453MSEK（約1兆1,800億円）

　Volvo Construction Equipment (ボルボ建設機械＝ボルボCE)：2021年2月3日

・2020年第4四半期の売上高は6％増加

（１SEKは約12.5円、MSEKは百万クローナ、カッコ内は前年同期）

・ほとんどの市場での活動の改善により、2020年第4四半期の売上高は6％増加しましたが、注文書は31％増加しました。

　Covid-19のパンデミックにより上半期に需要が急減したにもかかわらず、ボルボCEは順調に回復し、2020年第4四半期の売上高と営業利益が改善しました。2020年第4四半期の売上高は、6％増の20,810 MSEK（19,716）でした。為替変動を調整すると、売上高は15％増加しました。営業利益は2,321 MSEK（1,931）で、営業利益率11.2％（9.8）に相当します。機械およびサービスの売上高の増加により、売上はプラスの影響を受けました。通年の売上高は8％減の81,453MSEK（88,606）でした。調整後営業利益は10,071 MSEK（11,910）に減少し、これは12.4％（13.4）の営業利益に相当します。

　ボルボCE2020年第４四半期データ

■市況

　春のパンデミック開始時に急落した後、下半期には需要が回復し始めました。11月まで、ヨーロッパと北米の両方の市場は14％減少しましたが、南アメリカは12％増加しました。これは、主にブラジル市場の改善によるものです。政府の刺激策は、アジア全体が6％減少したものの、28％増加した中国の急激な回復を後押ししました。

■受注と配達（出荷）

　2020年の第4四半期に、ボルボCEは、ほとんどの市場での活動の改善とディーラーの補充により、正味受注量が31％増加しました。ヨーロッパでの受注は20％増加しましたが、北米では（2019年の記録的な受注と比較して）18％減少しました。 南米では、受注は182％増加し、ほとんどの市場の低水準から増加しました。 アジアでは、中国での政府の刺激策と他の市場での改善により、受注は39％増加しました。

　2020年第4四半期の配送量は21％増加しましたが、これも中国、その他のアジア市場、ブラジルでの販売量の増加に後押しされています。

　ボルボCEの社長であるMelkerJernberg（メルカー・イェンバーグ）は次のように述べています。

　「2020年、世界的大流行により、現代では前例のない課題が発生しました。しかし、ビジネスパートナーやサプライヤーと協力して、危機のすべての段階を通じて顧客をサポートすることができました。建設活動は現在、パンデミック前のレベルと同等に戻っており、これは顧客に自信を与えています。これは、当社の強い受注に表れています。」

　ボルボCEは第4四半期に、電動コンパクトホイールローダーとコンパクトショベルの納入を開始し、同社の電化の旅を開始しました。

　ニュースリリース

　ボルボグループ2020年第4四半期・通期レポート

　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。