kikai-news.net

国際協力銀行(JBIC)、あけぼの化成(大阪府)がベトナムで実施する樹脂成型品事業に融資

・中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

 国際協力銀行(JBIC)は1月29日、あけぼの化成(本社:大阪府、髙﨑三郎社長)のベトナム法人AKEBONO KASEI VIETNAM CO., LTD.(以下、AKV) との間で、融資金額100百万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、関西みらい銀行と株式会社紀陽銀行との協調により実施するもの。

 この案件は、AKVがベトナムのバクニン省において行う樹脂成型品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。AKV向けの融資としては、2016年9月の融資に続くもの。

 あけぼの化成は、1980年設立の樹脂成型品の製造・販売を手掛ける中小企業。同社は、自動車関連部品や白物家電部品を主力製品とし、顧客の要望に応じて金型製造も行いつつ、企画から製造まで一貫した受注体制を有している。2007年にベトナムにAKVを設立して以降、ベトナムにおいて樹脂成型品の受注が堅調に推移しており、今後もベトナムでの事業拡大を図っている。融資は、こうしたあけぼの化成の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携し、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

モバイルバージョンを終了