■内需は8.8％増の815億円、3カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、トラクタ3.2％増加の105億円、油圧ショベル28.0％増加の262億円、ミニショベル52.8％増加の75億円、基礎機械23.5％増加の28億円の４機種と補給部品4.8％増加の106億円が増加し、内需全体では8.8％の増加となった。
■外需は8.7％増の1,123億円、2カ月連続の増加
外需について機種別に見ると、トラクタ70.7％増加の119億円、油圧ショベル20.6％増加の457億円、ミニショベル39.6％増加の231億円、道路機械49.3％増加の19億円、基礎機械31.6％増加の４億円の５機種が増加した。
地域別に見ると、オセアニアが５カ月連続の増加、欧州が３カ月連続で増加するなど、全９地域中６地域で増加し、外需全体では8.7％の増加となった。
■2020年は17.7％減の２兆1,659億円、２年連続の減少
2020年暦年の建設機械出荷金額の総合計は、17.7％減少の２兆1,659億円で２年連続の減少となった。
内需について機種別に見ると、油圧ショベル6.3％増加の2,996億円、ミニショベル3.8％増加の887億円、道路機械10.8％増加の414億円と補給部品2.3％増加の1,252億円が増加したものの、他６機種が減少し、内需全体では2.4％減少の9,955億円となった。その結果、内需は２年振りの減少となった。
外需について機種別に見ると、基礎機械8.0％増加の50億円が増加したものの、他８機種と補給部品が減少し、外需全体では27.4％の減少の１兆1,704億円となった。その結果、外需は２年連続の減少となった。（増減は前年同月比）
■12月の油圧ショベル国内出荷台数は24.3％増の2,387台
また、12月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,359台（前年同月比4.5％減少）、油圧ショベル2,387台（同24.3％増加）、ミニショベル2,765台（同39.8％増加）、クローラクレーン28台（同15.2％減少）、ラフテレーンクレーン63台（同23.2％減少）、アスファルトフィニッシャ52台（同：23.8％増加）――となった。
■2020年の油圧ショベル国内出荷台数は4.7％増の26,267台
2020年（1～12月）の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ10,716台（前年同月比18.9％減少）、油圧ショベル26,267台（同4.7％増加）、ミニショベル28,793台（同0.3％増加）、クローラクレーン397台（同7.9％減少）、ラフテレーンクレーン1,361台（同22.1％減少）、アスファルトフィニッシャ457台（同：4.0％減少）――となった。
なお、月別統計機種、四半期統計機種含む数値データは下記リリース参照。