川崎重工業と日立造船は1月27日、シールドマシン事業の新会社設立に向けた詳細検討を行うことに関する基本合意書を締結したと発表した。両社は今後、同日立ち上げた準備委員会を中心に、2021年10月の新会社設立に向け協議を進めていく。
今後の市況環境を見据え、両社はシールドマシン事業の発展・競争力強化のため、「対等の精神」に則り協業の話し合いを進めてきた。その結果、両社の営業力や技術力、多種多様な製品ラインナップ、サプライチェーン等の強みの活用・強化によって、新しい価値を創造し幅広い顧客のニーズに応えられる新会社の設立について検討することで基本合意した。
新会社は、両社が保有するリソースを相互に補完・強化し、営業・エンジニアリング業務を行う。さらに統合により生まれる営業・技術分野のシナジーを発揮し、国内外での事業拡大を図るとともに、シールドマシン事業を通じて社会インフラ整備に貢献できる企業を目指していく。
画像:上は川崎重工、下は日立造船のシールドマシン。
■基本合意の主な内容
会社所在地:本社を関西地区、営業拠点を東京地区に設置予定
事業内容:シールドマシンの営業・エンジニアリング
設立時期:2021年10月(目標)
出資比率:川崎重工50:日立造船50
ニュースリリース(川崎重工業)
ニュースリリース(日立造船)