kikai-news.net

●年頭所感 東洋機械金属株式会社 代表取締役社長 田畑禎章

・「お客様の事業発展に貢献し、より信頼・期待されるTOYOを目指します。」 

・グローバル事業の総合力強化とSDGsに準拠した製品群の販売を進め、内部統制による事業環境の整備を通じて企業価値の向上を図ります。 

 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は、皆さまより格別のご支援とご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。

 昨年は、当社においても年初からの新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動が大きく制限され、これまで経験したことのない一年となりました。 政府や自治体から、移動の自粛が求められる中、ご訪問やサービスのご提供が十分でなく、行き届かないところもあったと思われます。 この場をお借りして、ご不便をおかけしました皆さまにお詫び申し上げます。 またそのような環境下にあっても、変わらぬご支援をいただきました全ての関係者の皆さまに重ねて感謝を申し上げます。

 緊急事態宣言が解除された後も、雇用・所得環境の悪化が続いており、個人消費や企業収益の回復も先行きが見えない不透明な状況となっております。 一方で、世界経済においては、各国により状況の違いはありますが、段階的な経済活動の再開に動き始めており、景気の悪化は底を打ち、持ち直している向きも感じられます。 また、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発・承認審査も各国で進みつつあり、希望の光が見え始めました。

 しかし、米国大統領選挙後の地政学的な世界経済のバランスの行方は見通せず、依然として新型コロナウイルスの脅威は続いており、 経済活動への影響は予断を許さない状況となっております。 当社を取り巻く市場環境も、中国のIT電子機器および医療関連は堅調に推移する一方、 国内や東南アジア、欧州、米州の自動車や生活用品関連の需要の立ち上がりは、まだら模様の状況であります。

 さて、当社の事業展開ですが、現在、商品面においては、射出成形機ではSi新シリーズの開発を進め、ダイカストマシンではBD新モデルを市場展開する準備を進めております。 どうぞご期待下さい。お客さまとの繋がりというところでは、昨年は「IPF Japan 2020 Virtual」に出展し、また、中国を中心にリアル展示会に出展参加しました。 多くの方のご来場、誠にありがとうございました。生産面では、本社・明石工場に大型精密加工機を導入し、新組立工場を完成させました。 これらの稼働により、大型製品の量産と更なる短納期化が可能となります。

 本年は、ニューノーマルという言葉に象徴されるように、いつもとは異なる新年の幕開けとなりました。 新型コロナウイルスが早期に抑え込まれ、景気も回復し、東京オリンピック・パラリンピックも無事に開催され、明るい未来に繋がる丑年であることを心から願います。 そして、当社の技術や製品によって、お客さま、代理店の皆さまの事業に寄与し、より信頼・期待される会社を目指してまいります。

 2021年度は当社にとって新たな経営コンセプトを掲げた第3期中期経営計画をスタートさせる年となります。 グローバル事業の総合力強化とSDGsに貢献可能な製品開発を推進し、また、内部統制の強化や適正運用により事業環境を整備することを通じて、企業価値の向上を図ります。 新たな中期経営計画のもと、お客さま、お取引先さま、並びに社会の発展に貢献してまいりますので、引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに、皆さまとご家族の方々にとって本年が健康で幸多き年になりますことを祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

 ニュースリリース

 

モバイルバージョンを終了