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日本機械工業連合会(日機連)、2020年度の機械工業生産額(改訂)見通しを発表

・2020年度は13.1%減の63兆2,441億円、2年連続の減少見込み

 日本機械工業連合会(日機連)は12月22日、2020年度の機械工業生産額(改訂)見通し調査(調査時点2020年11月5日)を発表した。当初見通しでは前年度比10.4%減だったが、今回の改訂見通しでは13.1%減となり、また、金額ベースでも2兆1,263億円弱の下方修正となった。業種としては、全ての業種で減少を見込んでいる。

 我が国の2020年度の機械工業生産は、新型コロナウイルス感染症により、特に需要面で大きな影響が出ており、リーマンショック以来の厳しい状況になると見込まれる。上期は特に自動車を中心に輸送機械の生産が大きく減少するとともに、全業種の生産が減少した結果、全体の生産額は前年度比20.0%減になった。

 一方、下期は依然として厳しいものの、自動車等の生産は回復が見込まれ、機械工業として持ち直しの動きが見られることから、前年度比6.1%減まで回復するものと見込まれる。従って、2020年度全体としての機械工業生産額は、前年度比13.1%減の63兆2,441億円となる見通しである。

 この生産額は、リーマンショック翌年(2009年)の生産額(約61兆円)を上回るものの、東日本大震災翌年(2012年)の生産額(約65兆円)を下回る。

 機械工業の機種別の生産動向は、ニュースリリース参照。

 

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