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国際協力銀行(JBIC)、木ノ本伸線(大阪府)が台湾で実施する磨棒鋼事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

 国際協力銀行(JBIC)は12月28日、木ノ本伸線(本社:大阪府、木ノ本裕社長)の台湾法人KINOMOTO UNITED STEEL CORPORATION(以下、KUS、本社:南投市)との間で、融資金額700千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を12月25日に締結したと発表した。融資は、「成長投資ファシリティ」を活用し、関西みらい銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は1,081千米ドル相当。

 この案件は、KUSが台湾で実施する磨棒鋼の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。

 木ノ本伸線は、1973年に設立され、自動車やOA機器等の部品として使用される磨棒鋼の製造・販売事業を行う中小企業。同社は、旺盛なアジア地域の需要を取り込むため、2013年に台湾法人元大聨合鋼鐵股份有限公司を買収し、KUSを設立した。近年では、取引先が近隣国から台湾へ生産拠点を移転する流れを受け、一層の事業拡大を図っている。融資は、こうした木ノ本伸線の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

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