日本建設機械工業会が12月25日に発表した2020年11月の建設機械出荷金額によると、内需は16.7%増加の902億円、外需は15.8%増加の1,002億円となった。その結果、内需は2カ月連続の増加、外需は16カ月振りの増加となった。総合計では16.2%増加の1,904億円となり、14カ月振りの増加となった。
■内需は16.7%増の902億円、2カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、油圧ショベル58.3%増加の296億円、ミニショベル75.9%増加の85億円、建設用クレーン1.4%増加の107億円、コンクリート機械12.3%増加の22億円、その他建設機械6.4%増加の66億円の5機種が増加し、内需全体では16.7%の増加となった。
■外需は15.8%増の1,002億円、16カ月振りの増加
外需について機種別に見ると、トラクタ47.2%増加の108億円、油圧ショベル57.5%増加の400億円、ミニショベル73.8%増加の193億円、道路機械52.4%増加の22億円の4機種が増加した。地域別に見ると、オセアニアが4カ月連続の増加、欧州が2カ月連続の増加、北米が13カ月振りに増加するなど、全9地域中7地域で増加し、外需全体では15.8%の増加となった。
■11月の油圧ショベル国内出荷台数は45.1%増の2,729台
また、11月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ2,096台(前年同月比11.9%減少)、油圧ショベル2,729台(同45.1%増加)、ミニショベル2,964台(同54.6%増加)、クローラクレーン23台(同17.9%減少)、ラフテレーンクレーン83台(同10.7%増加)、アスファルトフィニッシャ29台(同:31.0%減少)――となった。
2020年11月度建設機械出荷金額統計(ニュースリリース)