・毎時最大印刷能力16万部で、高い印刷品質と70セットを超す受注実績などが評価を得る
・輪転機はタブレットPCで調整操作可能、印刷支援AI「DIANA」も搭載
「DIAMONDSPIRIT」は、1時間に最大16万部の新聞を印刷する能力がある。各印刷ユニットを個別に駆動・制御するシャフトレス駆動方式を採用しており、印刷準備時間を短縮できるほか、消費電力低減、損紙削減、低騒音化、刷版コストの半減化など、ランニングコストや運転環境面でさまざまな改善が期待できる。また、省人・省力化に大きく寄与する自動濃度調整装置「DIAMOND EYE Jr.+(ダイヤモンドアイジュニアプラス)」を搭載。MHI-MSの技術力を結集した最新鋭機。
今回の機種選定では、高い印刷品質に加え、損紙低減に寄与する用紙の安定したテンションコントロール(張力制御)機能や、70セットを超えるこれまでの受注実績などが評価された。また、同社と関係が深い九州地区の新聞社で同機種の採用が多いことも選定を後押しした。さらに、自動濃度調整装置「DIAMOND EYE Jr.+」のほか、タブレットPCで輪転機の調整操作が可能である点や、印刷支援AI「DIANA(ダイアナ)」等、最新技術も搭載されている点は、今後の新聞発行に不可欠な輪転機であると判断される重要な要素となった。
沖縄タイムス社は、1948年の創刊から70年以上続く地方新聞社で、那覇市中心部に本社を構え、隣接する浦添市に印刷センターを有している。沖縄県内を中心に約15万部の日刊新聞(朝刊)を発行するとともに、文化事業や出版事業も手掛けている。
三菱重工機械システムは、今回の受注を弾みとして、顧客の多様なニーズに対応したきめ細かい提案を行い、新聞印刷現場における紙面品質や生産性の向上に引き続き貢献していく。