・12月から米国で導入開始
建設機械の稼働率低下はユーザーの収益低下に直結するため、故障による機械の停止時間を極力短縮させることはメーカーやディーラーの重要課題。故障した製品は、ディーラーのサービスエンジニアが修理をするのが一般的。従来、サービスエンジニアはウェブ上のマニュアルをもとに故障診断をしていたが、故障診断に時間がかかり、クボタへの問い合わせが必要な場合など機械の停止時間が長くなるケースがあった。
併せて、アプリを通じて故障内容の情報をクボタが効率的に収集することができるようになるため、アフターサービスの品質向上や故障予知、顧客ニーズを一層反映した製品開発などに生かすことが可能になる。
<アプリの概要>
名称:Kubota Diagnostics(クボタ ダイアグノスティクス)
対象機種:コンパクトトラックローダ(画像・下)
サービス開始:12月18日
対象地域:米国
<主な特長>
故障診断フロー:機械が発するエラーコードや不具合症状をアプリに入力することで、自動的に点検箇所や修理方法が示され、診断を効率化・迅速化する。
最新情報の提供:製品情報や故障情報をリアルタイムにエンジニアに共有することで、作業効率化や、未熟練エンジニアの教育に役立てることが可能になる。
3DモデルとAR:スマートフォンのカメラを製品にかざすことで、3DモデルとARによる故障個所ガイダンスが参照でき、作業効率化に貢献する。