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フェローテックホールディングス、中国の半導体ウェーハ事業に約242億円投資

・12インチ半導体ウェーハの能力増強

 ㈱フェローテックホールディングス(本社:東京都中央区)は12月17日、連結子会社である杭州中欣晶圓半導体股份有限公司(以下、FTHW)および同社子会社の寧夏中欣晶圓半導体科技有限公司(以下、FTSE)において、12インチシリコンウェーハの生産能力増強を目的とした設備投資を実施すると発表した。これにより、12 インチの半導体ウェーハの生産キャパシティは 10 万枚/月の生産能力となり、ウェーハ全体の生産能力としては、95万枚/月となる。設備投資額は、総額15.2億人民元(約241.6億円) (海外拠点:フェローテックのグローバルリンク

 フェローテックグループでは、半導体ウェーハ事業については、上海、杭州、銀川の各子会社で合計月産88万枚の生産体制を構築しているが、2019年に立ち上げた杭州の子会社(FTHW については、現在2021年からの量産に向けて8インチ、12インチのプライムウェーハの顧客の認定を鋭意進めている。

 中国では現在、国を挙げて半導体の国産化の流れが加速しており、特に12インチ半導体ウェーハ工場については新規計画立ち上げや着工が相次いでいる。このような状況の中、フェローテックHDとしては、顧客の工場立ち上げにあわせて半導体ウェーハの量産化体制を早期に構築する必要があるが、一方でFTHW、FTSE12 インチウェーハの生産能力は、足元で月産3万枚の試作ラインのみであり、現状の生産キャパシティでは将来的に顧客の需要に対応できない可能性が出てきている。このため、将来的な事業機会の損失を防ぎつつ、今後の需要 拡大に機動的に対応するため、第二期追加増産投資として、月産 7 万枚に相当する生産設備の納入、立ち上げを決定した。

 詳細は、ニュースリリース

 

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