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荏原、ベトナムでノックダウンセンターの稼働を開始し標準ポンプのグローバルサプライチェーンを強化

 ㈱荏原製作所(以下:荏原)は海外市場での標準ポンプ事業の競争力を高めるため、グローバル生産体制・サプライチェーンの強化に取り組んでいるが、12月15日、ベトナムで標準ポンプの製品組立を行うノックダウンセンターの稼働を開始したと発表した。

 荏原は、長期ビジョン E-Vision2030 で掲げる目標「世界で6億人(世界人口の約7%)に水を届ける」を達成するため、標準ポンプ事業の海外市場展開を強化している。その施策の1つとして、グローバル市場で「価格・納期・品質」の顧客ニーズを満たす製品供給を実現するための生産体制およびサプライチェーン体制を構築している。

 ノックダウンセンターはベトナム(住所非公開)で12月より稼働を開始した。ノックダウンセンターは、イタリアの荏原グループの工場で生産された標準ポンプ製品の部品を一定量在庫し、製品に組立てて出荷するための施設。従来は東南アジア地域の各国・販売会社ごとに製品を在庫していたが、一括で部品を在庫し、需要に応じて組立てて出荷できるようになるため、適正在庫の維持と効率的な製品供給を促進し、納期短縮化および在庫圧縮を実現する。

 荏原では、今後も、日本を含めたグローバルでの生産技術力および製造技術力の強化によりグループ全体での標準ポンプビジネスの強化に努めていく。同時に、日本を含むグローバルでの生産体制・サプライチェーンを強固にすることで、海外市場での拡販に力を入れていく。

 荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていく。

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