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山九、サウジアラビアで石化プラント保全の新規作業を獲得

・ジュベイル工業都市II内の石油化学プラントにおける保全作業を新規拡大受注

・Sadara社、世界最大級化学プラントの作業エリアを拡大

 山九(本社:東京都中央区)は12月14日、サウジアラビアにおける現地法人山九サウジアラビアが、Sadara Chemical Company(以下サダラ社)より、サウジアラビアにあるジュベイル工業都市II内の石油化学プラントにおける保全作業を新規拡大受注したと発表した。

 山九は2019年6月にサダラ社よりエチレン、芳香族装置群の予防予知保全業務(Wave-1)を受注しており、昨年来よりの山九業務の技術力評価に伴い今回の受注拡大に至った。

 契約内容は、サダラ社の装置群のうちケミカルイソシアネート系塩素装置群の保全業務(Wave-2)を行うというもので、工場の設備が安定稼働するための日常的な点検・修理が主となる。作業は2020年10月より開始しており、契約期間は3年間、2年延長のオプションも含まれている。今後も山九グループはグローバルな展開に注力していく

■サダラ社について

 サダラ社はサウジアラムコ社とダウケミカルカンパニー社によって2011年に設立された合弁会社で、サウジアラビア東部州のジュベイル工業都市IIに数十億ドル規模を投じて建設された世界的な化学複合施設(コンプレックス)を有している。コンプレックスは26の世界規模の製造ユニットで構成されており、第1期としては世界最大の規模を誇る。ナフサなどリファイナリー製品から年間300万トンを超えるプラスチックと化学製品を生産する、中東で唯一の化学会社。

■山九サウジアラビア社について

 2008年にサウジアラビアのラービグにおける石油化学プラントの保全業務受注に伴い進出。2012年にSATORP社の製油所における保全業務、2013年にヤスレフ社製油所におけるメンテナンス業務や石油コークス操業、2016年にはオマーンでの営業を開始。これまでに製油所や石油化学プラントを中心とした物流業務、操業支援、日常保全業務を行っている。

 ニュースリリース

 

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