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日揮、住友化学向けの高効率ガスタービン発電設備を受注

 日揮ホールディングスは12月9日、国内エンジニアリング事業会社である日揮がが、このほど住友化学が千葉工場において計画する高効率ガスタービン発電設備の新設プロジェクトに係わる設計・調達・建設・試運転役務を受注したと発表した。

 受注したプロジェクトは、住友化学が温室効果ガス排出削減に向けた取り組みの一環として、現在千葉工場(千葉県市原市)で運転している石油コークス発電設備を廃止し、二酸化炭素(CO2)排出係数の低い液化天然ガス(LNG)を燃料とする高効率なガスタービン発電設備を新設するもの。同設備の導入により、同工場におけるCO2年間総排出量の約20%に相当する24万トン以上のCO2排出が削減される計画。

 プロジェクトの受注に際しては、日揮グループが持つ卓越したエンジニアリング技術と海外におけるガスタービン発電設備の豊富な建設実績、ならびに顧客ニーズに対応する柔軟な提案力が総合的に評価された。

 日揮グループでは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境調和型社会」を掲げ、「環境負荷低減に寄与するプラント・設備の建設」、「低炭素・環境対応高機能材の製造」、「環境関連技術のビジネス化」の三つの観点で幅広い取り組みを行っている。

 今後も、化石燃料の中でCO2排出係数の低いLNGプラントやLNGを燃料とする火力発電設備、太陽光発電所、バイオマス発電所などの再生可能エネルギープラントの建設に注力することにより、CO2の排出抑制に寄与し持続可能な社会の実現に貢献していく。

<プロジェクトの詳細>

契約先:住友化学株式会社

建設場所:住友化学株式会社千葉工場内(千葉県袖ケ浦市北袖2番1号

役務範囲:ガスタービン発電設備(出力:45,000kW以上)、排熱回収ボイラ(蒸気:80トン/h以上)の新設に係わる設計・調達・建設工事・試運転役務

契約形態:ランプサム契約

受注額:非開示

納期:2023年秋

 ニュースリリース

 

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