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国際協力銀行(JBIC)、キナン(和歌山県)がミャンマーで実施する建機レンタル事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

 国際協力銀行(JBIC)は10月30日、㈱キナン(本社:和歌山県、角口孝幸社長)との間で、融資金額1,350千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、三重銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は1,950千米ドル相当。

 案件は、キナンのミャンマー法人であるMYANMAR KINAN COMPANY LIMITED(以下、MKC)が、同国ヤンゴンにおいて土木建設機械のレンタル・整備事業を行うために必要な資金を融資するもので、設備の購入等に充てられる。

 キナンは、大手ゼネコンや地場の土木建設業者等の幅広い取引先に対して土木建設機械のレンタル・販売・整備事業等を行う、1981年設立の中堅企業。同社は2015年に初の海外拠点としてMKCを設立し、ティラワ経済特区周辺の工事現場における土木建設機械のレンタル・整備事業の拡大を図っている。融資は、こうしたキナンの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

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