森永乳業は10月27日、ドイツの子会社で、機能性素材ラクトフェリンの生産量において世界トップシェア(※)のMILEI GmbH(以下、ミライ社)が、ラクトフェリンの生産体制をさらに強化すべく、製造能力を現在の2倍以上に増強すると発表した。
機能性素材のラクトフェリンは欧米やアジアを中心に、育児用ミルクやサプリメントなどに配合する原料として伸長している。世界的に健康・栄養のニーズが高まっている中、健康価値を付与する機能性素材として、ラクトフェリンは今後も長期的に需要が高まっていくと予測されている。
森永乳業グループにおいてラクトフェリンは重要な機能性素材であり、世界中の人々の健康・栄養に貢献するために、60年以上にわたる基礎研究と商品への応用を推進してきた。ミライ社の製造能力を増強することで、森永乳業グループにおけるラクトフェリン関連商品の売上拡大を目指し、今後も長期的に高まる需要に柔軟に対応していく。
森永乳業グループはミライ社の生産体制を強化し、今後もラクトフェリン生産量世界トップシェア(※)の企業として世界中の人々の健康・栄養に貢献すべく取り組んでいく。
※Absolute Reports社 2019年データ
<能力増強の概要>
所在地:Kemptener Strasse 91, 88299 Leutkirch, Germany(ドイツ ロイトキルヒ市)
生産品目:ラクトフェリン
総投資額:15,000,000 ユーロ(約18億円、120円換算)
製造能力:約170t(2019年度の2倍以上)
稼働:2021年4月(予定)