・残材を大幅に削減することで材料コスト削減及び環境負荷低減に貢献
主軸台移動形自動旋盤では、材料をつかむ主軸チャック部と、切削点を保持するガイドブッシュ間の材料が切削できずに長く残ってしまう「残材」が課題とされてきた。これを解決すべく、新製品主軸台移動形CNC旋盤シンコム「L32」は、新たに開発された「残材削減機能」を搭載した。
「残材削減機能」とは、シチズンが独自に開発した「摩擦接合技術」(摩擦熱で材料を軟化させ、さらに強い圧力を加えることで材料同士を接合させる技術)を用い、接合クランプ装置で把持(しっかりと材料がつかまれた状態)された残材と、次に供給される新材を接合させるもの。
機能搭載に合わせ、材料を強固に把持することができる接合クランプ装置を新たに開発。これにより、摩擦接合時に材料滑りのない最適な接合圧力が付加でき、高度な接合品質を実現した。
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