売上高減少に伴う操業度の低下などにより、営業利益は41億70百万円(同60.7%減)、経常利益は30億41百万円(同68.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億72百万円(同83.0%減)となった。(数値表記は原文)
第3四半期連結累計期間の経営環境は、いち早く経済活動を再開した中国など、一部で持ち直しの動きが見られ始めたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、日本を含めた世界経済は極めて厳しい状況が続いた。
■セグメントの業績
部品事業では、自動車・産業機械分野の一部で持ち直しの動きがあったが、主要ユーザーの生産減の影響などにより、売上高は875億28百万円(前年同期比18.9%減)、営業利益は16億29百万円(同62.6%減)となった。
その他の事業では、原材料価格の下落に伴う特殊鋼の販売価格の引き下げなどにより、売上高は101億20百万円(前年同期比26.2%減)、営業利益は5億69百万円(同59.8%減)となった。
■2020年11月期連結業績の見通し
世界経済の先行きについては、新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されるなど、依然として不透明な状況ではあるが、いち早く経済活動を再開した中国経済の持ち直しや、自動車・建設機械分野の一部で緩やかな需要回復が継続している。このような状況を踏まえ、第3四半期累計期間までの業績および現時点の需要動向を勘案し、7月15日公表値を以下のとおり修正した。
売上高196,000百万円(前回予想:190,000)、営業利益5,800百万円(同3,500)、経常利益4,300百万円(2,200)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(800)。