売上収益は前期比13.1%減の390,000百万(前期実績:448,918百万円)、営業利益△2,000百万円(同:8,437百万円)、経常利益△2,500百万円(同:7,045百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益△4,000百万円(同:5,243百万円)。
世界経済は、足下では新型コロナウイルスの感染拡大ペースが徐々に落ち着きつつあるものの、欧州等で感染が再拡大するなど予断を許さない状況が続くなか、経済活動は大きく縮小し、中国等の一部の国・地域を除いてはマイナス成長となることが予想される。
日本において緊急事態宣言が発令され、また海外各国・地域でロックダウン等が実施された第1四半期において、企業活動は大きく制限されることとなり、受注活動の停止、検収延期を余儀なくされ、かつ顧客へのアフターサービスの提供が滞るなど、新型コロナウイルス感染症の拡大は、同社グループの経営に大きな影響を及ぼす結果となった。
今回公表した連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の収束が不透明な中で、現在の世界各国・地域における経済社会活動の再開を模索する歩みが、2021 年3月期を通じて継続することを前提としている。
しかしながら世界各国・地域での設備投資意欲の減退および企業活動全般の停滞から、前第4四半期来低迷する世界のフォークリフト需要の回復が本格化するまでには、まだ時間を要するものと想定しており、売上高および当期純利益を除く各段階の利益において、前年実績を下回る見通しとなった。
なお、のれん等償却前営業利益は70 億円と前期実績と比較して△113 億円の減額を予想している。