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安川電機、「ACサーボモータ」の累積出荷台数が2,000万台

   ㈱安川電機は9月17日、2020年8月にACサーボモータの累積出荷台数が2,000万台を達成したと発表した。

 安川電機は1958年に原型となるミナーシャモータ(直流サーボモータ)を世界で初めて発売し、1983年にはACサーボモータをシリーズ化、1992年10月に新シリーズとなる「Σ-シリーズ」を発表するなど、ACサーボドライブ市場において革新的な技術を盛り込んだ製品を次々と開発し、FA業界の進化に貢献してきた。2012年2月にはACサーボモータの累積出荷台数 1,000万台を達成している。

 2013年11月より世界最高のサーボ性能に加え、安全性のさらなる向上や環境に配慮しコンポーネントからシステムによる付加価値の向上を目指した現在の主力機種である「Σ-7シリーズ」を販売開始し、多くの顧客で使用されている。

 生産現場では生産効率や品質の向上、トレーサビリティーの確保などスマート工場の実現に向けた取組みが進められている。安川電機は長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げている「新たな産業自動化革命の実現」に向け、これまでのソリューションに「デジタルデータのマネージメント」を加えた新たなコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を提唱し、その実現のための製品を開発・強化している。

 安川電機のACサーボドライブは、従来の高速化・高精度化という性能だけでなく、サーボモータ自体がセンサーとなるスマート工場を実現するために欠かせないコンポーネントとなった。デジタルデータのマネージメントのために装置内の様々なデータを検出し、リアルタイムな制御に役立てるといった機能を充実させており、この機能はさらに強化・進化を図っていく。

 また昨今では省エネが求められる装置や、移動体装置、介護・医療など、今までの産業用装置以外にもアプリケーションの裾野が広がってきており、これらのニーズに応えられる製品群を用意していく。

 さらに、グローバル4拠点(アメリカ、中国、欧州、日本)に開発・生産拠点を置くとともに、各地に販売拠点を設けサービス体制の強化を図ることで、市場の多様なニーズに対応しグローバルシェアNo.1を確保・維持していく。

 ニュースリリース

 

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