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日鉄ドラム、山口県柳井市に新工場建設、2021年3月着工

 日本製鉄の子会社でドラム缶大手の日鉄ドラム(本社:東京都江東区)は、山口県柳井市南浜の日立製作所跡地を取得し、新工場を建設する。用地取得費を含め数十億円を投資して新工場(建築面積約9,000㎡)を建設する。着工は2021年3月、2022年9月操業を予定している。

 敷地面積は約2万㎡で、建物面積は約9,000㎡を予定。人員規模は30人程度を見込む。200リットル鋼製ドラム缶を生産する。日鉄ドラムにとって5カ所目の工場となる。

 工場用地は中国・四国地方の主要な納入先に近いことなどから、同市への移転を決めた。子会社の生産拠点は老朽化が進み、工場自体も手狭になっていた。最新鋭の工場と位置づけ、化学向けなどの堅調な需要に対応する。

 一部報道によると、完全子会社の山陽ドラム缶工業(岡山県倉敷市)が運営する同市内の工場は縮小する。約60年間設備更新をしておらず、老朽化が進行していた。操業を続けながら更新工事をするのは困難とし、柳井工場に製造を移転していく。柳井工場の稼働後も当面は並行して製造を続け、土地や設備の活用方法を検討していく。

<進出計画の概要>

事業所名:日鉄ドラム株式会社 柳井工場

所在地:柳井市南浜三丁目670-8

事業内容:鋼製ドラム缶の製造

<日鉄ドラム株式会社の概要>

代表者:代表取締役社長 藤井 清澄

本社所在地:東京都江東区亀戸1-5-7

設立:1934年(昭和9年)10月

資本金:16億5,400万円

従業員数:224人(2020年3月現在)

主な事業:鋼製ドラム缶の製造・販売、コンテナー等特殊容器の販売、ドラム缶、18L缶、コンテナー等の各種容器向け充填・搬送システムに関するエンジニアリング

 山口県のニュースリリース

 

 

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