㈱山海(本社:島根県松江市)は、業務の拡大に伴い、松江市内で工場を増設する。この投資計画に関して、8月24日、島根県は県企業立地促進条例に基づき、同社に対して立地計画認定書を交付すると発表した。併せて、㈱山海、島根県、松江市の三者で工場等の立地に関する覚書を8月28日午前、県庁において締結する。
㈱山海は、昭和47(1972)年に松江市内で設立、カップ麺具材や錦糸卵などの乾燥食品製造業によって事業を拡大してきた。今回の計画は、菓子メーカー向けクレープの受注が拡大していることなどから、松江市鉄工団地の土地を購入し、新工場を建設し、乾燥機を導入するなど、生産増強に取り組むもの。操業後3年間で、13名の雇用増加を計画している。
島根県としては、同計画が新たな雇用創出と地域経済の発展に繋がるものとの期待から、地元松江市とともに同社に対し資金面・人材確保の面で支援・協力を行う。
<計画の概要 >(土地取得を伴う工場の増設)
立地場所:松江市八幡町880番地46 (松江市鉄工団地)
敷地面積:23,138㎡
今回取得:17,388㎡
建物面積:6,676㎡
今回増設:2,862㎡ 鉄骨造平屋建
投下資本額:1,470,816千円(約14.7億円)
(内訳)土地 260,816千円、建物 900,000千円、償却資産 310,000千円
操業開始 :令和4(2022)年4月
常用従業員数: 申請時 52名、操業後3年 :65名 (2名増)
事業内容: マイクロ波加工技術を利用した、菓子メーカー向けクレープ、おにぎり・巻き寿司用シートの製造