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日立建機、国内砕石プラントへ超大型油圧ショベルとダンプトラック納入へ

・国内最大級の砕石大手、藤坂(栃木県)と2021年度内納入で合意

 日立建機の子会社で、国内の建設機械の販売や部品・サービス事業などを担う日立建機日本(本社:埼玉県草加市)は8月26日、㈱藤坂(本社:栃木県佐野市、社主:山野井 祥二、代表取締役社長:古川 恒光/以下、藤坂)と、藤坂が新設する砕石プラントに560トンクラスの超大型油圧ショベルEX5600-7とACモーター駆動方式のリジッドダンプトラックEH3500AC-3(2台)計3台の鉱山用機械を、2021年度中に納入することで合意したと発表した。日立建機グループで、500トンを超えるクラスの超大型油圧ショベルとダンプトラック2台の同時納入は、日本国内では初めて。

 藤坂は、長年にわたり国内最大級の生産量を維持し続けている砕石メーカーで、道路や建物基礎、橋梁などの社会インフラに欠かせない砕石を国内各地に供給している。今回納入が決定した3台の鉱山用機械は、藤坂が2021年度に栃木県佐野市内に新設する砕石プラントにおいて、道路・生コン用の材料となる砕石の掘削、運搬に使用される。

 従来からの製品に対する高い信頼性に加え、各種センサーの活用による最適なメンテナンスを可能とした最新の超大型ショベルEX5600-7と、ACモーター駆動方式による高い燃費性能ならびに優れた操作性・安定性を持つEH3500AC-3の組み合わせにより、砕石プラントにおける安全性や生産性のさらなる向上を図る。

 日立建機日本は、1980年に当時国産最大級であったローディング仕様の大型油圧ショベルUH50を納入して以来、現在まで多数の鉱山用機械を藤坂グループに納入し、納入後の各製品の定期的なメンテナンスなどのアフターサービスを通じて、信頼関係の構築を継続してきた。

 山野井社主からは、「今回の砕石プラントを建設するにあたり、働き方改革への取り組みとして、週休2日制を守り、これまで以上の現場の生産性を確保し、お客さまに安心して商品をお届けできるよう、最新機種の導入を決定した。導入後における日立建機日本のアフターフォローも期待している」とコメントがあった。

 今後も、安定した作業能力と信頼性の高い製品の提供に加え、顧客に優れたアフターサービスを提供し続けることで、顧客の事業における課題解決に貢献していく。

 画像・上:2021年度より稼動開始予定の砕石プラント

 画像・下:2021年度中に納入予定の超大型油圧ショベル(写真は前モデルEX5600-6)と リジッドダンプトラック EH3500AC-3(右)

 ニュースリリース

 

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