・建設機械自動化のためのトータルソリューションを構築
建設業界は過去10年間に渡り、世界的な労働力不足に直面しており、昨今の新型コロナウイルスの発生は現場の人材不足をさらに悪化させている。少子高齢化が進み、作業員の平均年齢が急速に上昇している日本においては、特に影響が大きくなっている。また、建設機械の運転に関しては、熟練作業員の方の知識と経験に依存するところが大きく、十分なオペレーターを確保できない問題もある。この課題を解決するために、建設機械の自動化が有効な手段の一つとなるが、自動化の開発が需要に追い付かない状況となっている。
そのような中、提携を開始するSafeAIは、上記課題にいち早く着目し、「建設機械の自動化」をコンセプトに、過去に建機自動化開発に携わっていたメンバーが中心となり創業した。特に建設機械に特化した、経路計画(Path Planning)、知覚(Perception)等を実現するオープンソースソフトウェアプラットフォームに強みを有しており、マクニカが拡充してきたLiDARやステレオカメラ等の3Dセンサラインナップや、SLAM等のテクノロジーを組み合わせることで、建機自動化のための最適なトータルソリューションを構築し、建機製造業者様に提供する。
また、レトロフィットモジュールとして建機に取り付けることで作業自動化を実現するユニットの開発も計画している。こちらのユニットについては、実運用後のメンテナンスも含め、総合建設業者様に対して提供することを想定している。
■SafeAI について
2017年に設立されたSafeAIは、自律型アプリケーション向けに重機を改造することにより、鉱業および建設業界に自律性をもたらすことをミッションとしている。SafeAIチームは、高度な自律技術において30年の累積的な経験を持ち、Apple、Google、およびUberで自動運転開発に従事した経験を有している。同社の本社は米国のシリコンバレーにあり、オーストラリアとカナダに支社がある。 http://www.safeai.ai/
■株式会社マクニカ について
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきた。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開している。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していく。同社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国84拠点をベースにグローバルなビジネスを展開している。 https://www.macnica.co.jp