■セグメント別概況
<コンポーネントソリューション事業>
精密減速機は、自動車産業等各種産業での設備投資が引き続き抑制され、売上高は前年同期並みとなった。油圧機器は3月以降中国市場での需要が回復したものの、新型コロナウイルスの影響により先進国や東南アジア市場等では需要が減少し、売上高は前年同期比減収となった。
<トランスポートソリューション事業>
鉄道車両用機器は、海外市場で案件の遅れがあった一方、国内市場が堅調に推移し、売上高は前年同期並みとなった。航空機器は民間航空機向けの需要が減少し、売上高は前年同期比減収となった。商用車用機器は特に新型コロナウイルスの影響により国内市場および東南アジア市場の需要が停滞し、売上高は前年同期比減収となった。舶用機器はMRO(Maintenance,Repair, Overhaul)需要が停滞したものの、売上高は前年同期並みとなった。
<アクセシビリティソリューション事業>
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前年同期比244百万円(△0.6%)減少し38,058百万円となった。売上高は、同2,254百万円(△5.9%)減少し35,968百万円、営業利益は、同129百万円(3.8%)増加し3,487百万円となった。
自動ドア事業は、新型コロナウイルスの影響による国内外市場での需要停滞により、売上高は前年同期比減収となった。
<その他>
その他の受注高は、前年同期比2,155百万円(△21.7%)減少し7,783百万円となった。売上高は、同134百万円(1.7%)増加し7,939百万円、営業利益は、同165百万円(△19.0%)減少し703百万円となった。
包装機は、顧客の設備投資計画の変更による新規受注の停滞はあるものの、売上高は前年同期並みとなった。
<全社または消去>
全社または消去の営業利益は、非事業用不動産の売却益1,575百万円により前年同期比1,747百万円増加し△2,039百万円となった。
■連結業績予想等の将来予測情報に関する説明
2020年12月期第2四半期連結累計期間の連結業績及び今後の動向等を踏まえ、2020年2月7日に公表した2020年12月期通期の業績予想を以下のとおり修正した。
売上高2,770億円(前期比4.4%減)、営業利益253億円(同0.1%減)、税引前利益270億円(同3.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益173億円(同3.5%減)。
決算参考データ(油圧機器など事業別売上高予想等)
第2四半期決算説明資料(2020年8月11日追加)