kikai-news.net

コベルコ建機の20年4~6月期売上は22%減の746億円・・・神戸製鋼が発表

 ㈱神戸製鋼所が8月6日に発表した2021年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、建設機械事業(コベルコ建機)の売上高は前年同期比22%減の746億円(前年同期:957億円)、経常利益は同80%減の8億円(同:40億円)となった。  

 油圧ショベルの販売台数は、新型コロナ関連の影響により大幅に減少した。中国(1-3月業績を連結)市場は、春節明けの商戦時期に市場が停滞し、大幅に減少。国内・その他市場は、需要減少に伴い減少した。また、クローラクレーンの販売台数は、前年同期並み。コロナ影響は限定的で、コロナ影響がまだ顕在化していなかった米国などで拡販した。

 2020年度の油圧ショベル販売台数は減少する見込み。国内は、コロナの影響は限定的で、前期を上回ると想定しているが、中国については、第1四半期がコロナの影響で減少するものの、市場回復が進んでおり、通期では前期並みを想定。その他の地域は、コロナの影響により前期を下回ると想定している。また、クローラクレーンの販売台数は増加する見込み。国内のコロナの影響は限定的で、インフラ関連の需要好調により、前期を上回ると想定。海外は、コロナの影響により、北米やインドで減少するとみている。

 2021年3月期(2020年度)の売上高は、2019年度の3,608億円から6%減の3,400億円(上期1,600億円、下期1,800億円)、経常損益は19年度の75億円に対し7%増の80億円(上期35億円、下期45億円)を見込んでいる。

 神戸製鋼所の2021年3月期第1四半期決算ページ

 

モバイルバージョンを終了